大地から生まれ、宇宙に響く壮大な歌声。森羅万象の原理に触れるような生々しくも神々しい神秘的なパワー!
ブルガリアン・ヴォイス アンジェリーテ

◆35ヶ国以上、700公演超え!!世界的に活躍するグループ
これまで、ブルガリアン・ヴォイス「アンジェリーテ」は世界の多くの主要な都市で公演してきた。ドイツ、オランダ、ベルギー、デンマーク、スイス、オーストリア、スペイン、フランス、米国、カナダ、メキシコ、日本など、演奏してきた国は35ヶ国を超え、公演数は700回以上。アメリカのリンカーン・センターやイギリスのロイヤル・フェスティバルホール、モスクワの赤の広場、オランダやデンマークの王室、インドではマハラジャ公演、またオスロのノーベル平和賞授賞式でも演奏している。日本では1995年に初来日し各地で公演を行い、大きなセンセーションを巻き起こした。

◆アンジェリーテ プロフィール
1952年に結成された国営テレビ局の合唱団が前身。現在は指揮者 KATYA BARULOVA の指導の下、全国から才能あふれる約20人の歌い手を集め、活動している。1987年にドイツのレーベル「JARO」と契約、国際的な活動を本格化させる。1993年にアルバム『From Bulgaria with Love』がグラミー賞にノミネート。ノーベル平和賞記念コンサート(1996ノルウェー)やモスクワ建都850年祭(1997ロシア)のほか、オランダやデンマークの皇族を前にしたパフォーマンスなど、世界的に注目度の高いイベントや催しに招かれ、名声を高める。1995年に初来日。阪神・淡路大震災の復興イベント参加や、和太鼓「鼓童」と共演するなど、大きな話題となった。2019年、6年ぶりとなる新作『ヘリテージ 〜未来への遺産』を携え、来日ツアーを行なう。






ブルガリアン・ヴォイスとは?

◆「ワールド・ミュージック」の代名詞

元々は東欧ブルガリアの農村で農作業の合間に女性達が歌い継いできた民謡の歌声。モンゴルのホーミーにも通じる、喉から絞り出すような喉声と、それが何層にも折り重なる神秘的かつ幻想的な不協和音が大きな特徴。1950年代にブルガリアの作曲家フィリップ・クーテフが古い民謡を採集し独自の編曲を施して、芸術性の高い合唱にブラッシュアップすることにより現代の「ブルガリアン・ヴォイス」となっていった。1986年に4ADというレーベルからアルバム「ブルガリアン・ヴォイス/神秘の声」がリリースされるや、瞬く間に世界中の音楽ファンから注目を集め一大ブームとなり、あっという間にワールド・ミュージック・シーンの一番人気となった。

◆ブルガリアの人々の生活と歌声

歌声はその土地の生活や風土と密接に繋がっている。ブルガリアの女性達は、広い農地で作業をしながら、歌を娯楽やコミュニケーションの手段としてきた。その結果、クラシックのハーモニーとは異なる、広大な自然の中で遠くまで声を響かせるべく独特の強力な声楽が発達した。その声は、自然の風景とその大地に生きる人々のエネルギーを聴く者にダイレクトに伝える。歌詞の内容も、豊穣への祈り、子守唄、去った人達への慕情、自然への畏れ、人生の哀楽などが生々しく飾らない言葉で表現されている。「マモ(母)」という言葉が多用されるのも、よりプリミティブで土着的な響きを与えている。

◆クリエーターも注目!

80年代後半、音楽感度の高いCMクリエーターたちが注目し、キューピー・ドレッシング、ホンダ・コンチェルト、AGF・マキシム、日立・AVテレビ等、たくさんのTVCMで使用された。ロック/ポップス、ゲーム・ミュージックの世界でも多くの作曲家がブルガリアン・ヴォイスにインスパイアされた楽曲を作曲している。

◆地球を代表する音楽~宇宙にも発信された人類の遺産

1977年、ブルガリアン・ヴォイスの音源は、NASAによって打ち上げられた宇宙探査機ボイジャーに乗せられ、宇宙へと発信された。地球外生命体に向けての地球からのメッセージとして選ばれたブルガリアン・ヴォイスは、まさに地球を代表する音楽遺産。さらに、世界規模のイベントである2016年のリオ・デ・ジャネイロ オリンピックの閉会式でも、三宅純氏によるブルガリアン・ヴォイス・アレンジの「君が代」が披露され、話題となった。

◆アンジェリーテ来日公演 2019「Heritage Tour」
・9/21(土)つくば・ノバホール
・9/27(金)豊田市コンサートホール
・9/28(土)三鷹市芸術文化センター 風のホール
・9/29(日)すみだトリフォニーホール
・10/1(火)福井県立音楽堂 ハーモニーホールふくい

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◆アンジェリーテ指揮者コメント

来たる日本ツアーに向けて、この私のワクワクする思いをシェアできればと思います。
ここ数ヶ月というもの、私は日本の音楽文化についてたくさんの資料を読み、その伝統的な音楽を聴き漁っていました。そして、私たちが地理的にはとても離れているものの、世界観や文化的精神的伝統性はとても近しいものがあるということに気づきました。
素晴らしい作曲家であり音楽家である光田康典さんとのプロジェクトは、本当に特別なものです。アンジェリーテによって歌われる光田さんの音楽…その強くドラマティックな楽曲を彩る豊かなコーラスは、深く日本のオーディエンスの皆さんの心を捉え、感動を与えることでしょう。このコラボレーションが生み出す音楽には未来があります。アートの融合という未来です。
日本の音楽文化には、様々な古来からの伝統的な楽器が存在します。初めて笙の音を聴いたとき、感嘆のあまり我を忘れてしまいました。何より私を驚かせたのは、その調子やピッチにおいて、日本の伝統楽器と私たちの古いブルガリアの伝統歌にはとてもよく似た響きであるという事実です。きっと日本のオーディエンスの皆さんは、ブルガリアン・ヴォイスと笙という、この魔法のような融合を聴いて幸福感に満たされることと思います。
日本のファンの皆様に、私たちは特別なプログラムを準備しています。私たちの最高の音楽様式による色彩豊かな絵画、いや、それ以上のものになるでしょう。 日本の皆様と再び出会い、共に素晴らしい音楽の日々を体験できることを心から楽しみにしています。

アンジェリーテ指揮者 KATYA BARULOVA