アヌーナ「雪女の幻想」~神秘のコーラスと能舞~




アイルランドの神秘と日本の幽玄が繋がる。
アイルランドの最高峰コーラスグループ「アヌーナ」が能と共演。
「雪女」(小泉八雲作)をテーマに、ケルトの幻想を綴る特別プログラム。

日時:2024年12月7日(土)17:30開演(16:45開場)
会場:東京・すみだトリフォニーホール 大ホール

出演
アヌーナ(コーラス)
能楽師 津村禮次郎
笙奏者 東野珠実
大鼓奏者 柿原光博

料金(指定席・税込)
S席(1F、2F)9,200円
A席(3F前方)8,500円
B席(3F後方)6,900円
25歳以下(当日に要身分証提示)3,800円
※未就学児入場不可
※全席種・当日券500円増

プランクトン早割発売 6/12(水)〜6/30(日)
プランクトン 03-6273-9307(平日13時〜17時) https://plankton.co.jp

一般発売 7/20(土)
・プランクトン 03-6273-9307(平日13時〜17時) https://plankton.co.jp
・トリフォニーホールチケットセンター 03-5608-1212  https://www.triphony.com
・チケットぴあ (Pコード:271-758) https://pia.jp
・イープラス https://eplus.jp
・カンフェティチケットセンター


総合お問い合わせ:地球音楽プロジェクト実行委員会 03-6273-9373 (平日13~17時)


会場:すみだトリフォニーホール
〒130-0013 墨田区錦糸1-2-3
https://www.triphony.com
JR & 東京メトロ「錦糸町駅」より徒歩5分/すみだ北斎美術館より徒歩10分


主催:地球音楽プロジェクト実行委員会
共催:すみだトリフォニーホール
招聘・制作協力:プランクトン
後援:アイルランド大使館
助成:(公財)関西・大阪21世紀協会
協力: 小泉八雲記念館、Irish Network Japan、THE MUSIC PLANT










アヌーナがイエーツ原作の《ケルティック能「鷹姫」》以来、能楽との共演に挑戦するという、アヌーナならではの公演です。アヌーナの歌は癒しや安らぎが感じられますがそれだけではないのです。その根底に人間の深い哀しみや生と死への洞察が感じられます。その表現は、クラシックや民族音楽など音楽の形態を超えた、魂の憂いともいうような震える息使いと言えるでしょう。
ギリシャ系アイルランド人、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「雪女」の超自然の世界、生と死が交錯する恐ろしくも、美しい世界を舞台で描こうという特別企画です。
能楽の権威、津村禮次郎師といにしえの音を現代に生かす笙の東野珠実、大鼓を迎えるこのパフォーマンスは一体どうなるでしょうか。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は出雲の国、松江で日本海の向こうに、父の国アイルランドの原風景とも言える、現世と異界が交錯する幻想の世界を見たのでしょう。この神秘を語る命への賛歌の物語「雪女」を、唯一無二のユニークなコーラス、アヌーナと、能舞と笙音楽、異文化芸術の融合により「自然と幽玄」を綴ります。どうぞ、ご期待ください!
プロデューサー 川島恵子



能とのコラボレーションは稀有で、摩訶不思議な体験です。
その卓越した幽玄な美と私の音楽との融合は、作曲家である私とアヌーナのシンガーたちにとってひとつの挑戦です。才能にあふれる能楽師たちと作品を創れることを、私たちはこの上なく光栄に思います。
マイケル・マクグリン(アヌーナ芸術監督)



アイルランドにいた子どもの頃、乳母キャサリンによる妖精譚の語りから怪談の世界へ誘われたラフカディオ・ハーン。来日後、豪雪の松江で知った雪の精霊「雪女」への興味がしだいにつのり、晩年、東京で多摩地方の民話をもとに異類婚姻をモチーフとする「雪女」の物語を創作したのです。代表作KWAIDAN出版から120年を迎える今年、日本とアイルランドの芸術がコラボする新たな「雪女」の誕生にときめきを覚えます。
小泉凡(小泉八雲記念館館長、小泉八雲曾孫)



出演者紹介

コーラス (Celtic Choir)
Anúna / アヌーナ

幻想的なケルトの世界に誘う、神秘のコーラス・グループ

1987年に結成。楽曲はマイケルが発掘した古くは1000年以上前の中世アイルランドの聖歌、アイルランド伝統歌からオリジナルまで、また、ラテン語、英語、ゲール語、アイスランド語と多彩な言語で、現代的なアレンジで聴かせる。それまで合唱団としては歌われてなかったアイルランドの伝統歌を取り上げ、クラシックとの融合を試みるという挑戦をする。その音楽性は、伝統音楽やクラシック、コンテンポラリーといった枠にはまらず、サウンドは神秘的で透明感に溢れ、アイルランドのみならず、ヨーロッパ各国、アメリカ、アジアなど20ヵ国以上の観客を魅了してきた。1994年『リバーダンス』の初ワールド・ツアーに参加。2005年初来日。2017年にオーチャードホールにて日本の能とアヌーナの歌を融合させた《ケルティック 能『鷹姫』》を行い、各方面から絶賛された。
https://www.anuna.ie/





能楽師 (Noh)
津村禮次郎 / Reijiro Tsumura
観世流緑泉会代表会主。重要無形文化財 能楽総合認定保持者。(社)日本能楽会、(公社)能楽協会会員。二松学舎大学文学部特任教授。1942年生まれ。一橋大学卒業。在学中に津村紀三子、 その後先代観世喜之に師事。74年津村紀三子死去により緑泉会を継承。79年「小金井薪能」設立以来、継続して公演。定例公演の他、創作能、海外公演(イギリス、スペイン、シンガポール他多数)や他ジャンルとの共演などを積極的に行う。2015年にはドキュメンタリー映画『躍る旅人・能楽師 津村禮次郎の肖像』が公開された。16年リオ五輪に於いて、野田秀樹率いる「東京キャラバン」のワークショップイベントに参加。2024年3月〈「星の王子さま」との出逢い〉にてサクソフォーン奏者・仲野麻紀と共演。
http://www.ryokusenkai.net/profile.html





笙奏者 (Sho)
東野珠実 / Tamami Tono
立音楽大学作曲学科主席卒業・有馬賞受賞。
立音楽大学作曲学科主席卒業・有馬賞受賞。雅楽器・笙の奏者として、国立劇場はじめ国内外の公演や主要な音楽祭に出演。古典はもとより、ヨーヨー・マ、坂本龍一、山下洋輔、田中泯らに招聘され、創作・演奏を通してジャンルを超えた活動を精力的に展開している。ISCM、ICMC、国立劇場作曲コンクール第一位・文化庁舞台芸術創作奨励特別賞、日本文化芸術奨励賞など、作曲および笙の演奏を通じ国内外にて受賞多数。雅楽演奏団体「伶楽舎」のメンバーとしても、日本古来の伝統の音色と舞で聴衆を魅了し続けている。2014年11月、〈イングランド伝承歌と和楽器の出会い〉にて英国のシンガー、サム・リーと共演。また、2019年9月には〈大地と天を繋ぐ、調和への祈り〜ブルガリアン・ヴォイス×笙の響き〜〉にてブルガリアのポリフォニーグループ、アンジェリーテと共演。
https://shoroom.com/





大鼓奏者 (Ohtsudumi)
柿原光博 / Mitsuhiro Kakihara
1972年生/能楽師 大鼓方高安流/故柿原崇志の次男/父に師事
重要無形文化財(総合認定)保持者
公益社団法人能楽協会会員/一般社団法人日本能楽会会員
一般社団法人東京能楽囃子科協議会理事




関連企画

小ホール企画「アヌーナ」と「雪女」の神秘
12/7(土)すみだトリフォニーホール 小ホール
14:00開場
14:15~15:10 映画上映『ビハインド・ザ・クローズド・アイ』
15:20~15:50 「雪女物語」絵と語りとチェロ
15:55~16:40 トーク 小泉八雲、「雪女」をめぐる物語
※入れ替えなし
※未就学児入場不可
指定席 3,000円

一般発売 7/20(土)
・プランクトン 03-6273-9307(平日13時〜17時) https://plankton.co.jp
・トリフォニーホールチケットセンター 03-5608-1212  https://www.triphony.com